Dev:JA/Ref/Release Notes/3.20/Pipeline Assets IO

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パイプラインとアセット、入出力

アセットシステムと Asset Browser(アセットブラウザー)

  • コレクションアセットに対応。(rB253e4e7ed22b)
    • Mark as Asset(アセットとしてマーク)使用時に自動的にプレビュー画像を生成します。(rB810e225c260d)
    • コレクションインスタンスは3Dビューポートにドロップ後、Adjust Last Operation(最後の操作を調整)パネルにて切り替え可能。(rBeb1ede569316)
  • マテリアルを(アセットブラウザーなどから)Properties Editor(プロパティエディター)のマテリアルスロットにドラッグする機能。(fd2519e0b694)

Wavefront Obj のインポート・エクスポート

新しい 実験的 OBJ importer。(rBe6a9b223844rB213cd39b6db3)

この新しいインポーターは C++ で書かれており、Python のインポーターに比べ大幅に高速で、メモリの使用量も少ないです。下記はいくつかの巨大なシーンのインポート時間の比較です。

  • rungholt.obj Minecraft のレベル (269MB file, 1 object): 54.2秒→5.9秒、インポート中のメモリ使用量 7.0GB → 1.9GB
  • Blender 3.0 スプラッシュスクリーン(2.4GB ファイル、24000 オブジェクト):4時間 → 53秒[1]

実験的 OBJ exporter: 速度が向上。(rB1f7013fb90b3, rBe2e4c1daaa)

Blender 3.1.1と3.2でのエクスポート時間の比較:

  • Suzanne、サブディビジョンレベル6(330MB obj ファイル)
    • Windows (32スレッド): 6.0秒 → 1.0秒
    • macOS (10スレッド): 3.9秒 → 1.2秒
    • Linux (48スレッド): 6.2秒 → 1.4秒
  • Blender 3.0 スプラッシュスクリーンシーン(2.4GB obj ファイル)
    • Windows (32スレッド): 45.5秒 → 3.9秒
    • macOS (10スレッド): 27.2秒 → 5.5秒
    • Linux (48スレッド): 33.4秒 → 4.4秒

メディアフォーマット

Blender WebP 画像フォーマットに対応しました。PNG と似ていますが、圧縮が速く、ファイルサイズがもっと小さくなります[2]。(rB4fd0a69d7ba)



  1. 訳注:盛っているように思えるが、上記コミットログでは90分待ってギブアップしたらしいので、その後実際に待ってみた結果だと思われる。
  2. Quality(品質)が0~99%で非可逆、100%で可逆圧縮。値が大きいほどファイルサイズも大きくなるが、PNG よりは小さい