Dev:JA/Ref/Release Notes/2.80/Import Export

提供: wiki
< Dev:JA‎ | Ref/Release Notes‎ | 2.80
2018年12月18日 (火) 08:33時点におけるYamyam (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「= Blender 2.80: インポート・エクスポート = == glTF == Khronos glTF 2.0 importer と exporter が Blender にバンドルされました。このファイル…」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

Blender 2.80: インポート・エクスポート

glTF

Khronos glTF 2.0 importer と exporter が Blender にバンドルされました。このファイルフォーマットは3Dシーンを効率よくロードするために設計され、よくゲームエンジンや Web 上の3Dコンテンツに使用されています。

オブジェクトやメッシュ、カメラ、PBR マテリアル、アニメーションに対応しています。詳細は glTF add-on documentation(英文)をお読みください。

COLLADA

  • インターフェイスが再編成され、FBX のインターフェイスに近づきました。(322cf89)
  • Principled(プリンシプル)BSDF を元にした、最初のノードベースマテリアル I/O。
  • マテリアル、ボーンとオブジェクト名の正確な保持、XMLエンティティによるエンコード。
  • オブジェクトとボーンのヒエラルキーが、Blender 内のペアレントを元に正しくエクスポートされるように。

アニメーション

  • キーフレームとベイク済アニメーションの両方がユーザー設定のサンプリングレートでエクスポート可能に。
  • 移動・回転・拡大縮小チャンネル(F カーブ)と、行列データ(トランスフォーム行列全体)のエクスポートに対応。
  • オブジェクトヒエラルキーのエクスポートが、ペアレント逆行列を考慮した正しい対応になりました。
  • アニメーションクリップのエクスポートに対応。
  • インポートが、エクスポート可能な物すべてに対応しました。
  • 新オプション
    • Disable animation export.
    • Keep Keyframes
    • Keep Smooth Curves

詳細は322cf89にて(英文)。

Alembic

メタボールのアニメーションメッシュとしてのエクスポート

  • 基本的なボールのみ、結果のメッシュの形でエクスポート。最終的に基本のボール名を使用してこのメッシュが Alembic に書き込まれます。(89eb05a89)
  • メタボールはフレーム毎に一つのメッシュにコンバートされ、その後、メッシュの Alembic への書き込みに AbcMeshWriter が使用されます。

Frame Offset

Alembic のファイルインポート時、フレーム数によるオフセットが可能になりました。このオフセットは Alembic ファイルから復元するフレーム数を求めるため、現在のフレーム数から減算されます。これでスライダーをドラッグすれば、タイムライン上でアニメーションを移動できます。(6099b2620d)

動画出力

メタデータ

  • メタデータシステムが汎用化され、Image との紐付けがなくなりました(ただし IDProperty * で処理可能)。(b0a767b85b0)
  • FFmpeg により出力された動画ファイルも '▼Metadata' パネルに書かれたメタデータを持つように。(6374d390d36)
  • 新しいメタデータフィールド 'Frame Range(フレーム範囲)' を追加。シーンのフレーム範囲を "start:end"(例:"32:88") で書き込みます (6c3110a6612)。これにより、ある動画のフレームを、それを作成した Blender のフレームにマッピングし直すことができます。
  • 動画クリップと動画シーケンサーストリップが、動画ファイルからメタデータをロードするように(ea0e2f9bd38)。このメタデータは Python で metadata() 関数を呼び出すことで表示されます。

エンコーディング

▼Encoding(エンコーディング)パネルの "None" をもっとわかりやすい名前にリネーム。(245e01c30a)

  • "Codec: None" は、"No Video" になりました。
  • "Audio Codec: None" は、"No Audio" に。
  • "Output Quality: None; ..." は "Constant Bitrate" に。

"No Video" を選択した場合、他のビデオエンコーディングオプションは非表示になり、出力ファイルに動画がないことをより明確にしました。

ラベル "Codec" は "Video Codec" になり、"Audio Codec"(オーディオコーデック)と対になりました。

WebM

WebM に FFmpeg の VP9 エンコーダーを通じて対応しました。(7e39d151d85)

WebM/VP9と h.264 の両方にファイルサイズに対する圧縮時間をコントロールするオプションがあります(例:同じ出力品質で、高速だが大きい、または遅いが小さい)。WebM/VP9は3つの選択肢しかないため、h.264の9つの選択肢から3つを割り当てました。

  • Good: デフォルトで、大半の用途に推奨します。
  • Slower: 時間がたっぷりあり、高効率な圧縮が欲しい場合にお勧めします。
  • Realtime(リアルタイム): 高速なエンコーディング用に推奨。