Doc:JA/2.6/Manual/Animation/Editors/FModifiers
F-カーブモディファイア
F-カーブモディファイアはオブジェクトモディファイアと似ていて、非破壊的に効果を追加し、それはいつでも調整できます。またレイヤー化して複雑な効果を生み出すこともできます。
モディファイアの追加
F-カーブモディファイアパネルはプロパティパネルにあります。まずカーブ上のどこか一点を選択するか、チャンネルリストから選んで、カーブを選択状態にします。そしてAdd Modifierボタンをクリックし、モディファイアの種類を選びます。
モディファイアの種類
Generator
Generatorは因数分解または展開された多項式です。これは値によって直線、放物線、またはより複雑なカーブを表せる数学的な式です。
- Additive
- このオプションは、デフォルトのようにカーブを置き換えるのではなく、モディファイアの効果をカーブに足します。
- Poly Order
- 多項式の次数を指定します。つまりxの指数の中で一番大きなものです(係数の個数よりも一つ少ない数になります)。
係数を変えるとカーブの形が変わります。多項式については[ウィキペディアの当該ページ]を参照してください。
Built-in Function
上記に加えて以下のような数式があります。形状をコントロールするためのオプションは共通しています。それぞれの関数の詳細については数学の文献を参照してください。
- Sine
- Cosine
- Tangent
- Square Root
- Natural Logarithm
- Normalized Sine (sin(x)/x)
- Amplitude
- Y方向のスケールを調整します。
- Phase Multiplier
- 方向のスケールを調整します。
- Phase Offset
- X方向のオフセットを調整します。
- Value Offset
- Y方向のオフセットを調整します。
Envelope
制御点を使ってカーブの全体的な形を調整します。
- Reference Value
- エンベロープの中心となるY座標を指定します。
- Min
- Reference Valueからマイナス方向へのエンベロープの大きさ。
- Max
- Reference Valueからプラス方向へのエンベロープの大きさ。
- Add Point
- 制御点を現在のフレーム位置に追加します。
- Fra:
- 制御点のフレーム位置。
- Min
- 制御点のマイナス方向のY位置。
- Max
- 制御点のプラス方向のY位置。
Cycles
二つ以上の制御点を持った循環的なモーションをカーブに追加します。オプションはカーブの前後の部分に関わる設定です。
- Cycle Mode
- Repeat Motion
- まったく同じようにカーブを繰り返します。
- Repeat with Offset
- カーブの最初の点と最後の点がつながるように繰り返します。
- Repeat Mirrored
- カーブはX軸方向に反転されてつなげられます。
- Before/After Cycles
- カーブを繰り返す回数。0にすると無限に繰り返します。
Noise
カーブにノイズを付け加えます。繊細または極端なランダムさをアニメーションの動きに与えます。たとえばカメラの揺れなどです。
- Blend Type
- Replace
- カーブに対してプラスマイナス0.5の範囲でノイズを加えます。
- Add
- カーブに対して0から1の範囲でノイズを加えます。
- Subtract
- カーブに対して0から1の範囲でノイズを引き算します。
- Multiply
- カーブに対して0から1の範囲でノイズを掛け算します。
- Scale
- ノイズの全体的なスケールを調整します。数値が0から遠くなるほどゆるい乱れになります。
- Strength
- ノイズのY方向のスケールを調整します。
- Phase
- 乱数の種を調整します。
- Depth
- ノイズの細部の緻密さを調整します。
Python
Limits
カーブの値を指定したX方向およびY方向の範囲に制限します。
- Minimum/Maximum X
- この範囲外のカーブはカットされ、それらの境界点での値にセットされます。
- Minimum/Maximum Y
- この範囲外のカーブは範囲内に収められます。
Stepped
指定したフレーム間隔ごとに値を丸めることによって階段状のカーブを作ります。
- Step Size
- 一つのステップのフレーム数。
- Offset
- 値を維持しはじめるフレームを決めます。
- Use Start Frame
- 指定したStart Frame以降のみにモディファイアを適用します。
- Use End Frame
- 指定したEnd Frame以前のみにモディファイアを適用します。