Dev:JA/Ref/Release Notes/changelog 260
目次
Blender 2.60 リリースノート
重要な機能
音声と動画
3Dオーディオと speaker オブジェクト(英文)の追加と、様々なサウンドシステムの改良が行われました。Speaker オブジェクトをシーン内に追加することで、アニメーションさせたり、音声ファイルへのミックスダウンができるようになりました。
Sequence エディタの proxy 対応が復活し、バックグラウンドでの動作が可能に、さらに全ての動画タイプの編集を可能にするタイムコードの生成にも対応しています。
アニメーション
アニメーションシステムの改良(英文)が完了し、特にユーザビリティ関連とインターフェイスが洗練されました。Graphエディタ、Dopesheetエディタ、NLAエディタ、カーブ、ドライバ、コンストレイント、ポージングなどが変更されました。
Collada の統合(英文)が改善され、インポートとエクスポートがより完全なものになり、さまざまな問題、特にアーマチュアとアニメーション関連が修正されました。
頂点グループ(Vertex Groups)
Vertex group モディファイアが追加されました。3つのモディファイアがあり、一つめは現存の頂点グループの編集、二つめはグループの統合、そして三つめは他のオブジェクトの近い位置(の頂点)に頂点グループを作成します。
Weight Painting ツール(英文)に頂点グループのロック機能が追加されました。これは自動的に他のボーンとの比率を維持し、変な頂点の変形を修正します。
国際化
国際化と欧米以外のフォントへの対応(英文) が追加され、英語以外の言語がユーザインターフェイスに表示できます。一般的な言語の大半が翻訳中で、翻訳に貢献してくださるボランティアを募集中です。
訳注:日本語UIを試したい場合は、File→User Preferences→Systemタブの右下にある、「International Fonts」をONにし、Languageから日本語を選択、Translateで使用したい部分をONにしてください。--Yamyam 01:56, 12 October 2011 (CEST)
ゲームエンジン
Navigation Mesh(英文)がゲームエンジンに追加されました。経路探索に使用され、Actor がターゲットへの経路を見つけたり、逃げ回ることができるようになります。この機能は Recast & Detour ライブラリを使用して実装されています。
Texture Face 設定が一貫性と編集のしやすさの向上のため、Material に移動されました。現存のファイルはアップデートが必要になるでしょう。
ゲームエンジンのアニメーション(英文)が内部的に改良され、外見的に大きく変わったのは、 F-Curve と Shape Action アクチュエータが一つの Action アクチュエータに統合されたことです。レイヤにも対応しました。
その他の機能
Frame ノード、Sequence エディタのユーティリティオペレータ、Outliner の検索機能の改良、Greaseペンシルの Poly ライン描画、パフォーマンスの向上など、他にもさまざまな機能が追加されました。
Python
さまざまなイベント用コールバック、GLSL シェーダのエクスポート、環境マップテクスチャの読み込み・保存、テクスチャの評価(evaluation)、その他色々なユーティリティなどの新しい python API 機能が追加されました。
Vector() * Matrix()
による乗算の挙動が変更されました。いくつかのスクリプトに修正が必要になるでしょう。
アドオン
二つの新しいアドオンがリリースに追加されました。
Screencast Keys: ビデオチュートリアル用に押されたキーを表示します。
Motion Capture Tools: モーションキャプチャアニメーションの作業をするためのツール集です。
また、インポータとエクスポータ、Measure panel、Paint Palettes、renderfarm.fi uploader などにさまざまな修正と改良が行われています。詳細はアドオンリストの変更をご覧ください。
Bug Fixes
多くの新機能が追加された一方で、165ものバグも修正されています。バグ修正リスト(英文)をご覧ください。