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2018年11月19日 (月) 06:50時点における最新版
目次
Blender 2.68 リリースノート
Blender Foundation とオンラインの開発者コミュニティは Blender 2.68を公開できることを誇りに思います。
多数のモデリングツールが追加・改善されました。Windows と GPU での Cycles レンダーのパフォーマンスが向上しました。モーショントラッカーは自動配置を行えるようになり、新しいツールによりマーカーの選択方法も増えました。煙のレンダリング品質が向上し、ブロック感が減りました。
ファイル読み込み時の Python スクリプトとドライバー(Driver)がデフォルトでは無効になりました。これはセキュリティを改善するためで、この機能がなければ悪意のある .blend ファイルが問題を起こす可能性があるでしょう。詳しくはPython セキュリティドキュメントを参照してください。
2.68a アップデートリリースでバグが修正されています(英文)
モデリング
ブリッジ(Bridge)ツールが複数のループを一度にブリッジしたり、分割や表面のブレンディング、面領域のブリッジができるよう改良されました。新しい Grid Fill ツールは辺ループからグリッドを生成し、Xミラー(X mirror)と投影(Projected)プロポーショナル編集、対称にスナップ(Snap to symmetry)、融解(Dissolve)の面分割(Face Split)オプション、面を横切ってカットする頂点の連結(接続)(Connect)。
Cycles レンダリング
CPU と GPU でのレンダリングパフォーマンスが向上し、新しい GPU に対応しました。新しくミスト(Mist)レンダーパスが利用可能になり、すべての光源でレイの可視状態(Ray Visibility)に対応し、新しいノードが追加されました。GPU でのヘアーレンダリングも可能になりました。
モーショントラッカー
モーショントラッキングにいくつかの新機能の追加と、既存の機能の小さな改良が行われました。メインはマーカーの位置のリファイン(Refining)で、オブジェクトによって隠れていたマーカー位置を後でリファインできるようになりました。さらに自動キーフレーム選択(Keyframe Selection)もあり、再構築(Reconstruction)時、最適なキーフレームを自動的に見つけようとしてくれます。
物理演算
煙(Smoke)がブロック感をなくすようレンダリング品質が改良され、高速に動く発生源を処理するため、サブフレーム(Subframe)シミュレーションに対応しました。パーティクル(Particle)がモディファイアーによって生成された、元のメッシュになかった面から発生できるようになりました。
ユーザビリティ
ウェイトペインティング(Weight Painting)ツールの改善、シークエンス(Sequence)エディター用マスク(Mask)モディファイアー、2D画像のペイントの3Dペインティングとの一貫性の向上、キーショートカット表示の改良、複数のレイヤーや表示設定(Visibility)のON/OFFのすばやく行えるよう改善、複数行の Python 構文の自動インデントなど。
Python セキュリティ
自動実行の Python スクリプトがより安全に。
アドオン
新しいアドオンは、シーン全体の影とライトマップのベイクを行う Texture Atlas、リンク中のアセットの編集をすばやく行う Edit Linked Library です。
バグ修正(英文)
新機能に加え、従来のリリースに存在していた280以上のバグが修正されました。