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2018年6月29日 (金) 06:22時点における最新版
目次
Blender 2.79 リリースノート
Blender Foundation とオンラインの開発者コミュニティは、Blender 2.79を公開できることを誇りに思います!
2.79 をダウンロード
このリリースのハイライト:
- Cycles: ビルトインの Denoise(デノイズ)、Shadow catcher(シャドウキャッチャー)、Principled(プリンシパル)シェーダー、AMD OpenCL 最適化。
- Grease Pencil: 新しいフレーム補間ツール、レイヤー毎のオニオンスキニング。
- Alembic: 互換性、安定性、対応の改善。
- User Interface: 再利用可能なカスタムコンフィグレーションの初期対応、自働 DPI スケーリング。
- 23の新アドオン追加と、いくつかのアドオンが更新。
- さらに: 大量のバグ修正とその他改良!
2.79a 修正リリース(英文)
この修正リリースには新機能はありません。大量(200以上の実際のバグからセキュリティの問題が起こりうる可能性まで)の修正が行われています。また、いくつかパフォーマンスも向上しており、大半はスレッド化コード(メッシュ法線とタンジェントスペースの計算、SubSurf(細分割曲面)モディファイアーなど…)に行われています。
今回は Blender 2.79をさらに堅牢かつ信頼性を向上し、その一方で次のバージョンである Blender 2.8に開発を集中することが目的です。
2.79b 修正リリース(英文)
この修正リリースでは2.79a で入り込んだ、いくつかの重大なバグ・リグレッションのみ修正しています。
互換性に関する警告
- AMD GCN 1.0アーキテクチャ用ドライバに様々な問題があるため、これらのカードでの Cycles レンダリングはもう対応しなくなりました。
- Blender 2.79で新しいデータブロックポインタプロパティを使用したアドオンを使用した場合、その結果の .blend ファイルは従来のバージョンの Blender では読み込めなくなります。これらの .blend ファイルを Blender 2.78c以前で開こうとすると、クラッシュする可能性があります。
- いくつかのインターフェイステーマでは、正しく動作させるため、リロードが必要になるかもしれません。
- layout.box()内に収められているテキストカラーがUser Preferences(ユーザー設定) » Themes(テーマ) » User Interface(UI) » Box(ボックス)セクションで定義されるようになりました。
- リグの互換性について:
- IK スナッピング(訳注:IKとFKで位置を合わせること)への変更が、IKのスケーリングが均一でないリグ(2.78ビルド内で作成されたリグ)に影響する恐れがあります。
- 2.78シリーズでの IK スナッピングの一部破損について:
- これは Blender 2.79で修正済です。
- Rigify アドオン使用時の注意:
- このリリースで互換性が失われています。従来のバージョンの Blender で作成されたリグが正しく動作する保証はありません。
- Blender 2.78で作成されたリグは2.79と互換性がないかもしれません。
- Blender 2.77で作成されたリグはまだ動作する可能性があります。
- リグをアップグレードする前に作業を保存しておきましょう。
Cycles レンダリング
- レンダラー同梱のデノイズ
- 広範囲の素材をレンダリングできる Principled(プリンシプル)BSDF シェーダー。
- CGI 要素を実写映像に合成するためのシャドウキャッチャー。
- 高速化され、NVidia CUDA と同等の機能を持った AMD OpenCL レンダリング。
- ハイダイナミックレンジの処理を改善する、Filmic 色管理。
ユーザーインターフェイス
- Application templates(アプリケーションテンプレート)。再利用可能なコンフィグレーションを設定できます。
- Windows と Linux の高DPIディスプレイ環境での自動スケーリング。
- Sequencer(シーケンスエディター)とUV エディターのパネルを再編成。
- キーフレームとドライバー用のカスタムショートカット。
グリースペンシル
- グリースペンシルフレーム間を補間する新しいツール。
- レイヤー毎のオニオンスキニング、空フレーム追加ツール、UI の改善。
Alembic
- Alembic のインポートとエクスポートが互換性・安定性の両方面において大幅に改良されました。
- リンクしている Dupli-Group のエクスポート、サブフレームサンプリング、Face-varying 頂点カラー、子ヘアーとエンプティなどの機能に新しく対応しました。
メッシュモデリング
- 新しい Surface Deform(サーフェス変形)モディファイアー。他のメッシュからモーションを転送します。
- Displace(ディスプレイス)と Mirror(ミラー)モディファイアーの改良。
- 様々な小さな新ツールとオプション。
アニメーション
- ポーズライブラリの順序変更と、選択ボーンのみのキー保存。
- フレーム変更時の Undo の改良。
- 様々な小さな新ツールとオプション。
その他の機能
- Constant Rate Factor (CRF)モードの追加に伴い、ビデオエンコーディング設定が簡略化されました。
- Blender レンダーと GLSL ビューポートが Object Info(オブジェクト情報)、Layer Weight(レイヤーウェイト)、Fresnel(フレネル)シェーディングノードに対応しました。
Python API
- オブジェクトやマテリアルのように、データブロックをポインティングするカスタムプロパティ。
- レンダーエンジンアドオンがカスタムレンダーパスを追加できるように。
- 右クリックメニューへのカスタムアイテム挿入。
アドオン
- 新規: Dynamic Sky、Archipack、Magic UV、Mesh Edit Tools、Skinify、Display Tools、Brush Menus, Btrace、Iskeyfree、Turnaround Camera、Auto Mirror、Camera Rigs、Snap Utils Line、Add Advanced Objects、Export Paper Model、Kinoraw Tools、Stored Views、Render Clay、Auto Tracker、Refine Tracking Solution、Materials Library VX、Mesh Tissue、Cell Fracture Crack It。
- 更新: Collada、POV-Ray、OBJ、Rigify、Ant Landscape、Add Curve Extra Objects、Viewport Pie Menus、Blender ID、Node Wrangler。
- 全体的な様々な修正と改良。
Bug Fixes(英文)
- Blender リリース毎に、Blender の開発者たちの尽力により、大量のバグが修正されています。