Dev:JA/Ref/Release Notes/2.62
目次
Blender 2.62 リリースノート
UV Tools
多くの新しい UV 編集ツールが追加されました:UVの島の整列と統合を行う、先進のインタラクティブ Stitch ツール。間延びを減らす、UV 展開を考慮したサブディビジョンサーフェス。UV エディタ内でのシームマーキングと、島のシームを計算するツール。UV の Grab と、展開の Relax や Pinch を行うスカルプティングツール。
Cycles レンダーエンジン(英文)
レンダーレイヤとパス、マルチ GPU レンダリングと GPU デバイス選択、複雑な環境マップでのサンプリングの改善、ボーダーレンダリング、カメラのフライスルーを高速にレンダリングする BVH キャッシング、色補正用の新しいシェーディングノードと、チェッカーボードテクスチャノードなど、多数の新機能が追加されました。
Remesh モディファイア(英文)
Remesh モディファイアは入力されたサーフェスを元に、新しい Mesh トポロジーを生成するためのツールです。出力は入力されたサーフェスの曲率に従いますが、そのトポロジーは四角形の一様分布です。スムーズな出力の生成や、角をうまく捕捉するために Sharp 機能をタグづけできます。
Boolean モディファイア(英文)
Boolean モディファイアが結果が大幅に改善してくれる Carve ライブラリを使用するようになりました。このライブラリは従来より安定し高速で、私たちの以前のライブラリの古くから知られる制限を解決してくれます。全般的なワークフローと UI 内で利用できるオプションに変更はなく、大抵の場合、単にモディファイアの実行速後が向上し、出力 Mesh の生成も改善されるでしょう。ただし、挙動にいくつか変更もあります。
ゲームエンジン(英文)
ゲームエンジンのユーザインターフェイスが洗練され、UI内と Python APIによる Text オブジェクトの編集が簡単になり、フルスクリーンとアンチエリアスレンダリングが向上、他にもさまざまな変更があります。
モーショントラッカー(英文)
オブジェクトトラッキングに対応し、映像からのカメラアニメーションの再構築だけでなく、シーン内のオブジェクトのアニメーションや変形(Tranform)もできるようになりました。トラッキングユーザインターフェイスとツールへの改善も多数あります。
Collada(英文)
アーマチュアのエクスポート用に Second Life compatibility オプションが追加された他、Transform とアーマチュアに関連する多数の修正があります。また、新しい開発チームが後続のリリースで Collada 統合の更なる改良に挑戦する予定です。
その他の機能(英文)
他にも以下のような新機能があります。ビューでのバンプマップ品質の向上、さまざまな Dynamic Paint新オプション、Text エディタ内でのテキストのコピーアンドペーストと編集の国際化、名前とファイルパスの長さの拡張、Outliner でのドラッグアンドドロップによるペアレント、新しいテーマプリセットシステムなど。
Python(英文)
行列(Matrix)とベクトル(Vector)math クラスのさまざまな面で改良されました。Column-major アクセスが、よりスタンダードな Row-major アクセスに変更され、行(row)、列(Column)、変換行列(translation)に簡単にアクセスする方法も追加されました。
任意のサイズの Vector が利用できるようになり、Matrix のコンソールへの出力が改善されました。
アドオン(英文)
Network レンダーがバージョンコントロールシステム、レンダーエンジン、ポイントキャッシュベイキングジョブに対応し、新しい Web インターフェイスも追加され、他にも多数の改良がされています。
また、After Effects エクスポート、X3D エクスポート、Atomic Blender PDB インポート、MHX インポート、UV layout エクスポート、Screencast Keys にも機能が追加されています。
バグ修正(英文)
例によって、各リリースには長いバグ修正リストがつきものです。Blender 2.62では、現存の機能のバグを205個修正しました。